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なんでもありで色々なしなアメリカ料理
2011,1,10 JFK
この日に初めて見たマンハッタンは本当に衝撃的。
雑誌や映画で見ていたものとは違ってカルチャーショックの連続。
過去にヨーロッパやカナダなどに学生旅行に行ったことはあったけれど今回は初めての食の一人旅。
JFK空港に着いたのは確か夕方3時くらいだったのにすごく寒くってタクシーの運転手は胡散臭い。
これが今だに初日の思い出としてくっきり記憶の断片にある。
当時、マンハッタンでは激安のバワリーホステルに1ヶ月の予約を入れたのは年末のクリスマスごろだったと思う。
そもそも食の旅でなんでNY?って会社の人や飲食関係の知り合いからは「こいつやべー」って思われていたのもなんとなく感じていたのは気のせいじゃないと思う。
自分はフランスやイタリアで修行して日本でシェフになりたいという目標や夢はまるっきり想像できなかったから、行き先はNYの一択だった。
カルチャー的な部分とかがLAやフロリダとはなんとなく自分には合わなかったからだと思う。
すごく伝わりにくいけど、ジャンクフードも好きだけどカフェも好きだし、洗練されたモードも好きみたいな雑食系。
でも不思議とNYには自分の好きなもので溢れている気がした。
当時、食関係ではNYのことはトピックとしてかなり少なくて、日本人でNYのレストランやカフェで働いている人もごくわずかだったと思う。
もちろん知り合いはみんなヨーロッパで。
確か着いた二日後とがちょうどレスランウィークとかで色々なお店のランチを食べた。
でも、なんとなく1$ピザとかホットドックとかの方が気になってたな。
この時は911から復興モードで食に関しても急激にエスプレッソ文化が定着し始めていた頃だと思う。
今でいうクラフト文化みたいな。
アパレルでいうとアレキサンダーワンやマークジェイコブスなんかもすごい勢いだった頃。
SNSはあったけれど今ほど日常ツール化はしていなかったと思う。
ユーチューブもあったけど音楽と過去のTVのエンタメ動画の再生に使う人がほとんどだった。
ギリギリアナログとデジタルが入り混じってた頃。
そもそもなんでアメリカ料理を知りたくなったのかはココに来る直前まで責任者をやっていたステーキとワインのお店に起因してて、そこで出会った料理人に価値観をがっつり変えられた事が本当に大きい。
今ではたまに連絡を取るくらいの関係だがたまに会うと当時のままで話ができる貴重な存在。
次回はそんなアメリカ料理の話をしようと思う。