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ファッションフード

食について

つらつらと。

初夏の東京は日差しが眩しく、袖も短くなりつつある人様の装いに食べ物の旬も移り変わり菜の花から、ブロッコリー、豆類、早採れのとうもろこしにスイカがすでにスーパーには並び始めビタミンカラーが目に鮮やかなベジタブルコーナーはみているだけでもワクワクします。

フードカルチャー/FOOD CURTURE

私たちは最近インターネットやSNSで情報を収集したりする機会が多いと思いますが、

日本だけに限らず「インスタ映え、フォトジェニック、萌え、カワイイ」ということで写真を撮り発信者として投稿したりして楽しむカルチャーが世界的に流行っています。

そこで最近、飲食店や食べ物、飲み物のあり方が少しづつ変化していることを目の当たりにする機会が増えてきましたのでその事を中心にご紹介していきたいと思います。

一番大きく変わった点として、まだあまりなじみのない言葉かもしれませんが、

FASHION FOOD/ファッションフードがあげられると思います。

「グルメ NY トレンド」の画像検索結果

ちょうど今から十年くらい前(2009年前後)、SNSの普及が本格的に始まった頃アパレル運営を主軸にしている企業が続々と飲食市場に参入してきた時期がありました。

そこではおしゃれなマグカップにカラフルでロゴ入りの食器など既存の飲食店ではこだわらなかった部分にアパレル企業の今まで培われてきたおしゃれフィルターを通したカジュアルでいて色鮮やかな料理が飲食人関係者の畑とは別のところからやってきて、トレンドを意識した方々を中心にヒットしていました。

まさにアパレルが飲食業界に進出してきた元年がこの辺りです。(実際には1990年頃からカフェやコーヒーを提供するアパレルショップに併設しているお店は少しだけありましたが、、、あくまで増えてきた時期として)

例えばアメリカンテイストの洋服を買ってその雰囲気を壊す事なくアメリカンダイナーで食事をする事でアメリカンな体験をすることができるといったようになったのです。

「ジャーナルスタンダード カフェ」の画像検索結果「ジャーナルスタンダード カフェ」の画像検索結果

またカジュアルに楽しめることで「カフェ」という業態の多様化への成功。

おしゃれに働きたいスタッフの新しいスタンダートの成功。

この2点が好循環を生み出している最大要因であると言えます。

そうして~カフェ、~ビストロといったように専門+カフェの業態が急増して若者のトレンドとなっていきました。

そういったカフェがよりファッショナブルな商品を出してくるきっかけになったのがインスタグラムの影響が大きいと思います。

特に近年タピオカミルクティーの再ブームは顕著にSNSを使って成功した例として挙げられると思います。

このようにアパレル側から、フード側からと繰り返すように近づき、より密接に文化として絡み合っているのが現代です。

流行のファッションという枠の中にフードが加わることによってポップにもモードにも変化できる写真に仕上げられるからです。

例えばカジュアルポップにダブルのレザーを身に纏った若い女の子が街中のストリートグルメを堪能している感じや

モデルにいちごを持たせることで艶やかさがましているような写真のように

「タピオカ ストリートグルメ」の画像検索結果「いちごとモデル」の画像検索結果

ファッションとフードがかなり密接にリンクしていることがよくわかります。

つまり食のあり方が飽食の時代からおしゃれのツールの一つに確実に変化したのが近年ということが言えます。

レシピ本やポスター、看板、メニューブック、どれを取ってもデザインが重要ですし味よりも、、、まさにこの辺はアパレルの得意分野。

美味しい料理を丁寧なサービスで作振る舞うことがフード側の得意分野。

これからは宣材手法を用いて料理人、サービスマンをいかにプロデュースできるかといった時代に変わっていきます。

店舗のブランディングよりもスタッフのブランディングが店舗の見え方に直結するということです。

ファッションフードとは言うなればブランディング手法の一つだと思いますが以前よりもライフスタイルに密着している食ジャンルということは間違いなく言えるようです。