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食について
食材の買い方と品数の手引き
レシピ, 作りおき, 味付けポイント, 調理内容, 食について
さぁ待ちに待ったオンシーズン。
と言っても長年山の麓に居住経験がある方にしか伝わりにくい表現ですが。笑
春が来ましたね。
一雨ごとに季節の移り変わりを感じる季節ですが充実した食生活を送っていますか?
長年、料理やそれに基づくことを生業にしていると日本の四季折々の食材に触れる機会も多く旬を食材から感じることも増えてきます。
近年はコロナ渦ということもありなかなか外出するのも難しく弊社のお客様にはファミリー世帯も多く皆様我慢の時期が続いておりましたがようやくその暗闇も明けて光が差してきたようにも感じます。
もちろん感染に気をつけながら周りへの配慮を徹底した中で外出することにはなりますが感染症と共存しながら心の平穏、社会の平穏を保つためにも息抜きは必要ですね。
まさに「食」は心と体の平穏を保つための重要なファクターだと思います。
そこで普段からよくご意見をいただきます「何を買おうか考えるのが一苦労」や「どのくらいの量で足りるのか」
など簡単に具体的な素材を交えながら書かせていただければと思います。
※ここでは食のポリシーやアレルギー、好き嫌いは一旦おいておきますね。
まず常備菜といたしまして(冷蔵庫や例アンジョ保存で約10日間は腐らずに日持ちするもの)
・玉ねぎ
・人参
・ニンニク
・ジャガイモ
上記の食材は他の野菜と比べて痛みにくく味が変わりにくいのが特徴で若干冷蔵庫のスペースは取るものの比較的どこでも購入でき香味野菜としてもとっても役に立つ料理の立役者たちですね。
実際上記の食材にお肉を足して作れるものもたくさんあります。
カレー、シチュー、ハヤシライス、パスタソース、ピラフ、ポテトサラダ、キャロットラペ
などなどメインディッシュからサイドディッシュまで色々なお料理が作れます。
実際我が家も少し多めの量でこれらの野菜は保存してあります。
次に
旬の野菜
春なら菜の花、新ごぼう、スナップエンドウ、インゲン豆、そら豆、アスパラガスなどの鮮やかなグリーンの野菜がマーケットにもたくさん並びます。
その中から1つ選んでいただければ食卓はグンと華やぎます。
このグリーンのお野菜たちは若干の苦味があるのが特徴で作り置きには胡麻和えやおひたし、肉巻きなどが一般的ですが個人的には少し多めのバターやオリーブオイルでじっくり火を入れてグリルすると少しお塩をふりかけるだけで苦味の奥にある甘みが広がり一気に家庭料理から逸脱した野菜のメインディッシュに早変わりします。
ポイントとしては作り置きは難しいので食べる分だけ作ることをおすすめします。
ここでおすすめなのはじっくり火を通すのでチキンや厚切りの赤身肉などと一緒にフライパンで焼き上げるとお肉の旨みもプラスされてとっても美味しくフライパン一つでできるのでおすすめです。
又、旬のお野菜はとってもジューシーなのでソースではなく塩胡椒やマスタードと一緒に食べると一味違ったテーブルになるのは間違いなしです。
この春ぜひお試しくださいね^ ^
ベジタリアンフードと売上動向
今回は近年というかここ10年くらいでしょうか、メディア全般で取り上げられることが多くなっているベジタリアンフードについて書かせていただきます。
ベジタリアンといっても様々なジャンル分けがされていることは最近ではご存知の方も多いと思いますがとりあえずジャンル別画像を貼っておきますね。
とまぁ最近で色々なベジタリアンがいるのですがこれはあくまで主義(ポリシー)ですのでアレルギーや口に合わないとは別の話になります。
そしてこれはあくまで主義(ポリシー)ですので他人に強要するものではなく自分のアイデンティティーとしての意思表示になります。
日本ではメディアの取り上げ方や見聞きする方の捉え方によって大分認識に偏りがございますが私なりの解釈を書かせていただけたらと思います。
まず、➊宗教的ベジタリアンというのがコロナ前のインバウンド需要の拡大から着目されました。これはあくまで宗教的観点からくるものですので現代の日本人には5%未満になります。
そして➋健康や環境問題などの意識的観点からベジタリアンに移行するケース、これが一般的に最も多い層になります。
実際の東京(日本において飲食店の総売上高が最も高い都道府県)を中心とした飲食店で考えてみると➋の需要が最も多いと言えます。
ココまででストップしていたのが今までのベジタリアンマーケットでしたが現在ではここにファッショナブルという要素が加わり独自に進化しているのが現状です。
snsの発達によりNY,LA,Milan,Parisとファッションにおける各主要エリアとの情報交換がよりスムーズに行えることと、経済における主要エリア(人口が集中している)が重なる部分もありベジタリアンフードは急速にファッショナブルなフードへ変容しています。
所謂、モダンキュイジーヌへと。
とまあベジタリアンってファッショナブルで今いけてる食べ物ならお店でも取り入れて売上アップに繋げたいと思っている飲食店オーナー様も多いと思います。
が、しかしここで注意していただきたいのは実際に売れるものと食べたいものは一致しないという事実と舵の切り方によっては顧客の制限につながる心配がることをしっかり意識することが大切です。
要はバランス。
あくまで美味しいが前提でメニュー構成を考えつつ頭の隅にベジタリアンフードを特別扱いせずにおいておくこどが重要です。
簡単にいうとフライドポテトをベジタリアンフードと思って食べている人はいないし、バケットって健康にいいよねっていって食べてる人もいませんよね?
つまりカジュアルに落とし込むことが重要で『これはベジタリアンフードですよ』って声を大にして伝えれば伝えるほど主義を強要することにつながり興味のないお客様は一気に冷めてしまします。
ですのであくまでカジュアルにフラットにメニューインすることでお店としてポリシーを持ったお客様とフラットに接することができます。
あくまで個人的な意見になりますので強要はいたしません(w)が純粋に上記の内容を上手に組み込んでいらっしゃる店舗は伸びているのは事実です。
特別扱いはお客様やジャンルではなく食材やテロワールにすることが近年のトレンドですね。
料理人の優先順位と仕込み
今回は少し専門的な現場の話を少し。
厨房における優先順位と仕込み(下準備)は通常の企業におけるそれとは若干の違いがあると思います。
どの職業も当たり前に違いはあるかと思うのですがこの業界に関してはこだわればこだわるほどに世間とのズレを大きく感じることになる思います。
ここではそのことを踏まえて少しご紹介しながらお伝えできればなと。
今でさえ労働時間やパワハラ、モラハラ問題が飲食店の重要問題として大きくクローズアップされることが多いですがここではその話はかなり個人差がありますので別問題として後日ピックアップしてご紹介しようと思います。
さて、本題に戻りますが厨房における優先順位とは大きく分けて3つあります。
1ゲストからの突然の要望をサービス(給仕)、シェフ(料理長)との間で確認しあいできると判断した場合。
2上司より直接指示を受けた場合
3通常業務の仕込み
になります。
1,2は現場にて判断、確認される事が多く当日、又は前日まで指示が降りてくることはあまりありません。
そこで必要なのが厨房全体の優先順位の意識のシェアと事前確認です。
しかししかし、得てして職員気質が強い現場である事もあり無口なシェフが多いのも事実。
この場合、普段からのコミュニケーションがとても重要になります。
仕事中に仕事の事だけの業務連絡だけではなくなるべく何気ない会話を大切にしておくとよいでしょう。
そして厨房スタッフはこの優先順位を自分の業務に置き換えて作業をする必要があります。
・何時間以内に?
・作業内容はいくつ?
・自分の作業スピードの把握
・空いた時間で何を学べるのか?
この作業を出勤前、休憩時に脳内で繰り返し反復学習する事で頭の中の仕込みが完成します。
この脳内レシピを持ってから作業に臨のとそうでないのはスピードが違います。
又、丁寧な仕事と遅い仕事はここでは全くちがう作業になります。
ですのでなるべくスピーディーに作業を進め数をこなし、繰り返し体や感覚で覚える練習をした方が遥かにその後の人生につながることになります。
最初からゆっくり丁寧な仕事も人によってはハマることはありますが、どうしても作業スピードに差が出てしまい大切な助言やアドバイスを聞き逃してしまったり次の作業までたどり着かず周りに負担をかけてしまったりします。
ここで大切なのはいかに頭の中を整理して現場に入れるのかという事が重要なポイントになります。
これは普段からの訓練でどんどん早くなり、イメージも鮮明になりますので是非実践していただきたい訓練です。
なんでもありで色々なしなアメリカ2
さて今回は前回の続きのアメリカ料理のお話。
と言ってもアメリカ人からリアルに教えてもらった話ではなくて日本にいるときに学んだアメリカ料理。
2010年ご頃はまだアメリカ料理と言っても今みたいに本場直輸入みたいのはかなり少なくてあってもハンバーガーなどのファストフードをボリューミーにアレンジしたお店がちょろっとあったくらいかな。
その頃私はステーキとワインのお店で責任者兼料理人をしていました。
ワインもナチュール系が少しはやり始めていた頃。
どちらかというとハイボールが主流のだったかな。
このお店でソムリエ修行中(今では日本を代表してるね)の同級生と立ち上げたこのお店を必死になってもがいていた。
そんな中、会社から新店舗の立ち上げでサービス兼ドリンカーの責任者が不在という事でソムリエ修行中の彼が異動になった。
心の中では「どうしよう。ホールやった事ないし、レジとかほとんど彼に任せていたし」と思いつつ元気に彼を送り出した。
翌日、本社から新しいキッチン(シェフ)がやってきた。
正直、20代前半の私は尖絶頂期で受け入れ態勢ゼロだった。
ところが彼はそんな私を受け入れ真っ向からダメ出しの連発。。。
人事異動と初めてのホール業務で頭の中はめちゃくちゃ状態。
もちろん売り上げもままならない。
改めて考えてもこの時の社長は我慢の達人だったんだなと思う。
私は彼と色々な話をした。
今まで同級生と二人で試行錯誤の連続で四苦八苦営業をしてきたことや自分はイタリアン出身でイタリアンが得意だとか。
彼は真摯に聞いてくれた上で一言「なんでそんなに狭い考えなの?」
衝撃だった。10も歳が離れた先輩かもしれないが容赦無く噛み付いた。
それくらい本気で自分の意見が言えたのは彼がきちんと聞いてくれたからだと思う。
そこで彼からアメリカ料理を教わった。
散々料理を作ってきたがこれに関しては想像をはるかに超えた調理方法の連続で本当に毎日が楽しくなった。
基本的な調味料の作り方や、甘さの加え方。
食材のカットの仕方やお肉のグリルの仕方全くもって今までの味とは違うが食べてみるとエネルギーに溢れたネイティブアメリカの姿が想像できる味。
決して綺麗な料理ではないが今でいうアグリーデリシャス。
現地の人が昔から家庭で大事にしてきたような味。
学生時代から平均的がコンプレックスだった自分にとって自分の色を一つ見つけたような心の高揚だった。
そこから私はがっつりのめり込んだ。
ニューヨーク、シカゴ、カリフォルニア、テキサス、ニューオーリンズ、サンディエゴ、サンフランシスコにフロリダ。
とにかく片っ端から調べて聞くを繰り返した。
次男坊の性か彼が知らないことを自分が知ると本当に嬉しかった。
また、そこで売り上げや、経営のノウハウも知ることができた。
この擬似アメリカ体験が後に行くニューヨークのきっかけになったのは間違いないし自分の大切なピースの一つになっていることは事実。
こんな経験をたくさんして今にこれた出会いには感謝。
にしても色々あって色々なしとはアメリカの自由と規律の部分だなと。
一見自由な風潮はあれど料理に関しては風土色が強く、代用が難しいのも事実(リアルな味を再現する時)。
大量のバターミルクや、ピーカンナッツ。
まだまだ日本では根が張る食材たちに代用策は色々あるけど自分の中ではなしなんだよな。笑
始まりの話3 完
さて、始まりの話の続きをお話しさせていたただきます。
どのようにシステムを成立させていったかというと、、、
主に事前にヒアリングシートをご記入いただきそれを元にメニューを作成することでした。
美容室などでは当たり前に行われている業務ではありますが飲食店でヒアリングシートなんて書きませんよね。w
しかし、コレがとっても重要で家族構成やご出身お子様の年齢、部活動など簡潔に教えていただくのですが出身が関西や関東でかなりご家庭の味って違います。
私自身は千葉県出身なのですが過程では白だしはほとんど見たことなかったです。
その代わり醤油とお砂糖はかなり使用していたような気がします。
当然お料理の仕上がりの見た目も違ってきますから最初は結構違和感がありました。
また、小さいお子様のいるご家庭は食感を大切にするよりも食べやすさのほうが重要なテクスチャーになってくることもあります。
このように本当にご家庭によって同じメニューでも何パターンか知っているほうがはるかにお客様のご希望に添えるサービスになると思いヒアリングシートは大切にその都度見返すようにしました。
コレを繰り返しているうちにだんだんとサービスのカラーが見えていったように思います。
つらつらと会社の生い立ちを綴ってみましたが本当に亀の歩みだなとつくづく思います。
既存のお客様には本当にお世話になっていると同時に、ここまでお付き合い頂いたことを本当にありがたく思います。
そして現在は、新型感染症もまだ収まる様子はなく飲食店全般に行きにくい状況ではありますがパーソナルシェフならではの体験は必ずあると思いますので気になってる方はぜひお試しいただけましらと思います。
より良いサービスをさせていただけますよう今後もお書く様に寄り添った優しい会社でありたいと常々思って行動しておりますので是非お望みをお伝えいただけましたらと思います。
出張シェフや家事代行と色々呼び名はありますがあえてパーソナルシェフとつけさせていただいているのはスタッフが家族の一員になれるようつけさせて頂きました。
飲食店から始まり、まさかご家庭にお上がりしてお金を頂戴してお料理を作る会社をやるとは考えてもいませんでしたが私ができることはとっても小さいことですがご家族ゆっくりご飯を召し上がっていただけたら最高です!!!
長くなりましたが始まりの話は飲食店から現在までを書かせて頂きました。
書くことで大切なことも思い出させて頂きました。
今後ともシーガルクッキングサービス をお願いいたします。
始まりの話 2
続きの始まり。
そんな迷走を続ける中(始まりの話1)いかにして今のサービスの枠組みを作っていくか?
本当に手探りで今のビジネス業界ではあり得ないくらい亀の歩みで進めていたように感じます。
はっきりいってコピー&ペーストでいくらでも早くできたんだとは思いますがお客様にコピーは通用しないし
少ない競合とはいえ差別化は必須のような気がしていました。←ぼんやりと
そんな中、TVではスーパー家政婦みたいな存在が瞬く間に広がっていったのもちょうど時期が重なっていた気がします。
そうこうしているうちに叩き台ができ、いざサービススタートはしたもののここからは今までの飲食経験と全く違う分野でして疑問がフツフツと湧き出てくるわけです。
・実店舗が存在しない集客ってどうやってやるの?
・お客様に知っていただくためには何したらいいの
・もしたくさんお客さんが来たら1人でどこまで対応するの?
とこういった疑問の答えを持っている人が周りに皆無でして本当に悩んでいました。
ネットに聞いてもわからないし、かといってビジネス本に正解はないし、本当に思いついたことを順番にやっていくしかない感じでした。
先行投資は何をしたらいいのか思いつくには思いつくのですが優先順位がわからないのとサラリーマン時代は会社のお金でまかなっていたものを当然自己資金なわけですからコレでもかってくらい財布の紐もキッチキチなわけでジタンダ踏みまくりの時期でした。
生の財布(自己資金)は本当に怖い。。
一瞬でお金が溶けていくのを実感しまくりです。
とりあえずパソコンでチラシを作り歩いてひたすらポスティングをしたりと、出来るだけ資金に余力を残しながらのスーパースロースタートしつつ、ご祝儀業務的に頂いた飲食店のコンサル業をポツポツこなす。そんな生活だったなぁと思います。
そんな中ぼんやり思いついたのは自分がどういうサービスを提供していているのかをわかっていただくにはお店がない以上、ホームページなど目に見えるものを作ったほうがいいのかなという案でした。
思い立ったが吉日で、早速無料のHP作成に取り組んでみるものの知識ゼロですのでコレは本当に時間の無駄だなと思ったのが作業開始後10分くらい。。。w
速攻で頭を切り替えて作成していただける会社をピックアップしてその日のうちに100件ぐらい電話とメールをした気がします。
その中でこんな小さな会社でもすぐに対応していただける会社様がいらっしゃりすぐに会うことが来まり作成していただき、なんとなく会社っぽくなってきたぞってなってきたところで味をしめた業務委託を軸に作戦を考え今まで歩いてポスティングしていたものもすぐにポスティング業者に委託し、はじめに1万部を撒くことにしました。
正直いって金額は多少かかったもののはるかに効率よく業務に集中できる実感がここではありました。
※中学生の事業プランみたいですがこの時すでに32歳です
ポスティングって意味あるの?とか時代はSNS集客でしょとか散々言われましたがこの時はポスティングにして本当に良かったなと今でも思います。
そしてこの時20件近いご連絡をいただきなんとか初回のサービスをスタートできました。
今考えても奇跡に近い。。。TVで業界が取り上げられ出したのが大きい要因だとは思います。
そんな感じで日々のサービスをしていると当たり前に個々のお客様によって要望が違ったりとあるわけでコレを出来るだけ仕組み化していかなきゃいけないなと思ってくるわです。←レストランならではの調理オペレーションに近いです。
この疑問を少しづつ改善しながら作業を効率よくこなしていけるようになるには調理経験者といえども何気に時間がかかります。
この続きは次回におかきできればなと思います。
始まりの話 1
最近はコロナウイルス関連の重たい(けどとても重要)ブログが多かったので少し方向を変えてサービスへの思いやこれからの話を徒然と書かせていただければと思います。
社内報も兼ねて大切にしていきたいことやこれからのホームシェアリングの立ち位置などを交えて考えをお伝えできればなと、、、出来るだけ前向きに明るく先の展望や予見なども交えながらファニーにw
まずはじめに会社を設立したのが2017年の12月1日でサービスをスタートできたのが2018年の4月21日この間何をやってたのかと言いますとはっきり言って悩んでいました。(この時、新婚ホヤホヤの30歳で本当に精神的に路頭に迷っていました)
それまでは飲食店にて修行から始まり、立ち上げ、運営、企画開発と本当にワタワタした盆暮れ正月のない12年間の飲食漬けの生活をしていました。
そして本題に戻りますと
この期間は病んでいたとかではなく路頭に迷う。つまり、どうしたらいいか全くわからん!!みたいな状態であたふたあアタフタと迷走し、飲食業界にしがみついていたい気持ちとコレしかやったことないんだからこの業界にいるしかないみたいな気持ちで必死に自分のポジションを探すような奇天烈な行動ばかりしていた記憶があります。
※最終的に飲食で同世代より結果残したしみたいな慢心(燃焼)もかなーーーりあったと思います。
例
・料理の写真と企画書を大手アパレル業者に持ち込みサスティナブルな料理の写真を作ります
・出版社に少しでもレシピ採用されようとDMを送りまくってみる
・食品を製造、販売をしてネットで売ってみる
などなどその他盛りだくさん。。w
いま考えるとビジネスマンに憧れてる料理人だったんだろうなと思う反面、料理人とは違うぜみたいな一線引くような冷めた目線を持って飲食店に未来を感じていない本当に迷走していた半年間だったような気がします。
今思い起こしてみても本当になんだかわからない時間だったなと思います。
そんな中新婚とはいえ結婚して妻を養っていきたいみたいな思いも強いがゆえに毎日の食事は欠かさず作っていました。
コレは今までやってきた技術が離れていってしまう恐怖から作っていた部分もあります。
そんな中、コレで喜ぶ人がいるならコレをベースにビジネスを考えてみるのもいいのかなぁとぼんやり思い始めたのが2018年の2月初旬だったと思います。
本当にご飯作る以外はしてなかったがゆえに思いついたのかもしれません。
本当にまだホームシェアリングとか家事代行みたいなサービスは家政婦協会以外はわずかしかなかったと思います。
そしてたまたま知り合いのママになった子の家で料理を振る舞ったところ味より何より休憩できたことに喜んでいただいたのが一番のきっかけでした。
コーヒーを飲む時間、ケーキをフォークで食べる時間、夫婦で談笑できる時間が大切なことを教わりました。
コレはお店にいた時には得られない価値基準の喜びというか役に立った感じがありました。
この感覚をどのように形にしていったのかは次回に書くことします。
お問い合わせが多い質問と回答
お知らせ, パーティー料理, レシピ, 作りおき, 味付けポイント, 妊婦の食事, 学校弁当&塾弁, 食について
夏休み前ということで今月はかなりの件数をお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。
今回はお問い合わせが多い内容について回答も踏まえつつささーっとお書きさせて頂こうと思います。
Q1来ていただく際に何をご用意したら良いのでしょうか?
A この質問結構いただいております。確かにサービスとして日本ではまだ馴染みのないクッキングサービスというジャンルですのでお悩みになってしまう気持ち重々わかります。ご用意いただく物といたしましてまず、
基本調味料(塩、砂糖、醤油、酢、酒、みりん、ケチャップ、マヨネーズ、ソース、)
粉類(薄力粉、片栗粉)
乾物(ごま、鰹節)
お出汁(昆布、鰹、だしパック、和風顆粒だし、コンソメ、顆粒鶏ガラスープ)
食材
肉(牛、豚、鳥、ラム)
魚介(白身の魚、赤身のお魚、あさりなどの貝類、海老、いかなど)
野菜(お好みのお野菜、根菜や旬野菜など)
※食材に関しましては好みやポリシー、宗教上の理由などご依頼者様にとって様々なご事情などもあるかと思いますで初回はメニューのご提案もさせていただいておりますのでお気軽にお申し付けくださいね。
Q2 調理時間は何時間からですか?
A一般のお客様に関しましては2時間からとさせていただいております。
Q3 なんでも作っていただけるんですか?
A基本的には時間内で作り終えるものでしたら和洋中問わずお作りいたします。
Q4会社のケータリングなどは可能ですか?
Aもちろんお受けいたします。10名を超えるお客様の場合はあらかじめお電話またはメールで場所と人数内容などをお打ち合わせさせていただいております。
Q5リゾートなどの出張は可能ですか?
Aスタッフのスケジュールが空いていればもちろん可能でございます。
Q6子供の好き嫌いが多いのですが教えていただきながらの調理は可能ですか?
A品数は通常より減ってしまいますがもちろん調理指導、レシピ提供などは喜んで承ります。
Q7お弁当用の作り置きでも大丈夫ですか?
Aお弁当の作り置きおかずも大歓迎ですよ。
Q8家族は作っていただいた食事を食べながらでも大丈夫ですか?
A出来立てを召し上がりながら是非感想を聞かせてくださいね。
Q9 2時間でだいたいナンピンぐらい作ってくれますか?
A多少のばらつきはありますが大体6~9品目を目安にお作りさせていただきます。
今までお問い合わせいただいた内容の多い順にご回答させていただきました。
この他にもご意見ご質問どしどしお答えいたしますのでお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。
1から考えるやさしいレシピの作り方 No,11 No,12
パーティー料理, レシピ, 作りおき, 味付けポイント, 食について
だんだんと日差しも強く汗をかくことも増えてきた東京ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
世間では南海キャンディーズの山ちゃんこと山里さんと蒼井優さんのご結婚祝賀ムードでほっこりしておりますが弊社でそんなほっこり幸せな新婚様向けのレシピ作ろうかなんて話が出ております。
そこでコスパ的にはいんだけどレシピって意外と少ないと思われがちな鶏モモひき肉のレシピを今日はご紹介したいと思います。
スーパーにも牛肉、豚肉の挽き肉は大容量であったりするけど鶏肉のひき肉って意外と少ないですよね?
それは部位の流通の問題があってとか、、、この話は長くなるので別の機会にでも。
と枕も程々に本題へ。
本日の食材は
「鶏モモ挽肉」-Ground chicken leg-
お肉売り場にモモ挽肉がなければ通常の鶏挽き肉でも全く問題ありませんよー^ ^
まずは
「鶏モモ挽肉と大葉のハンバーグ」
材料(約8個分)
・鶏モモ挽肉 300g
・大葉 10枚
・長ネギ 1本分
A味噌 小さじ2弱
A醤油 小さじ2強
A塩コショウ 少々
A片栗粉 小さじ2
・ごま油 少々
作り方
① Aの材料をあらかじめ全てボウルに加えて混ぜ合わせてきます。
② ①に長ネギ、大葉2枚をみじん切りにして加え粘り気が出るまでしっかりと混ぜ合わせます。
③ 小さめの握りこぶし位にまとめたパティを大葉で包みます。
④ 熱したフライパンにごま油を敷き弱火でじっくり両面を焼いたら蓋をしてそのまま約10分蒸し焼きにして完成。
※お好みで大根おろしをのせたり胡麻や鰹節などをふりかけてもいいですよー。
二品目は、、
「鶏モモ挽肉とジャガイモの煮込み-カレー風味-」
材料(2人分)
今回の二品はとーーーってもシンプルなお料理ですので是非アレンジして楽しんでくださいませー。
ファッションフード
つらつらと。
初夏の東京は日差しが眩しく、袖も短くなりつつある人様の装いに食べ物の旬も移り変わり菜の花から、ブロッコリー、豆類、早採れのとうもろこしにスイカがすでにスーパーには並び始めビタミンカラーが目に鮮やかなベジタブルコーナーはみているだけでもワクワクします。
フードカルチャー/FOOD CURTURE
私たちは最近インターネットやSNSで情報を収集したりする機会が多いと思いますが、
日本だけに限らず「インスタ映え、フォトジェニック、萌え、カワイイ」ということで写真を撮り発信者として投稿したりして楽しむカルチャーが世界的に流行っています。
そこで最近、飲食店や食べ物、飲み物のあり方が少しづつ変化していることを目の当たりにする機会が増えてきましたのでその事を中心にご紹介していきたいと思います。
一番大きく変わった点として、まだあまりなじみのない言葉かもしれませんが、
FASHION FOOD/ファッションフードがあげられると思います。
ちょうど今から十年くらい前(2009年前後)、SNSの普及が本格的に始まった頃アパレル運営を主軸にしている企業が続々と飲食市場に参入してきた時期がありました。
そこではおしゃれなマグカップにカラフルでロゴ入りの食器など既存の飲食店ではこだわらなかった部分にアパレル企業の今まで培われてきたおしゃれフィルターを通したカジュアルでいて色鮮やかな料理が飲食人関係者の畑とは別のところからやってきて、トレンドを意識した方々を中心にヒットしていました。
まさにアパレルが飲食業界に進出してきた元年がこの辺りです。(実際には1990年頃からカフェやコーヒーを提供するアパレルショップに併設しているお店は少しだけありましたが、、、あくまで増えてきた時期として)
例えばアメリカンテイストの洋服を買ってその雰囲気を壊す事なくアメリカンダイナーで食事をする事でアメリカンな体験をすることができるといったようになったのです。
またカジュアルに楽しめることで「カフェ」という業態の多様化への成功。
おしゃれに働きたいスタッフの新しいスタンダートの成功。
この2点が好循環を生み出している最大要因であると言えます。
そうして~カフェ、~ビストロといったように専門+カフェの業態が急増して若者のトレンドとなっていきました。
そういったカフェがよりファッショナブルな商品を出してくるきっかけになったのがインスタグラムの影響が大きいと思います。
特に近年タピオカミルクティーの再ブームは顕著にSNSを使って成功した例として挙げられると思います。
このようにアパレル側から、フード側からと繰り返すように近づき、より密接に文化として絡み合っているのが現代です。
流行のファッションという枠の中にフードが加わることによってポップにもモードにも変化できる写真に仕上げられるからです。
例えばカジュアルポップにダブルのレザーを身に纏った若い女の子が街中のストリートグルメを堪能している感じや
モデルにいちごを持たせることで艶やかさがましているような写真のように
ファッションとフードがかなり密接にリンクしていることがよくわかります。
つまり食のあり方が飽食の時代からおしゃれのツールの一つに確実に変化したのが近年ということが言えます。
レシピ本やポスター、看板、メニューブック、どれを取ってもデザインが重要ですし味よりも、、、まさにこの辺はアパレルの得意分野。
美味しい料理を丁寧なサービスで作振る舞うことがフード側の得意分野。
これからは宣材手法を用いて料理人、サービスマンをいかにプロデュースできるかといった時代に変わっていきます。
店舗のブランディングよりもスタッフのブランディングが店舗の見え方に直結するということです。
ファッションフードとは言うなればブランディング手法の一つだと思いますが以前よりもライフスタイルに密着している食ジャンルということは間違いなく言えるようです。